【板橋区】生前整理のメリットと気をつけたいポイント

もしもの時に慌てることがない

生前整理が役立つのは、ご本人様がお亡くなりになったときだけではありません。例えば急な病気や事故などに見舞われた際、預金通帳や保険証書などの大切な書類が整理されていれば、精神的に辛い中でご家族の方が探し回ることもありません。

万が一の事態は年齢に関係なくどなたにも起こりえることですので、生前整理をしておくのに早すぎるということはありません。

老後の生活に安心感が生まれる

生前整理は、多くのことを決断する必要があります。お年を召されて判断力が乏しくなってから生前整理を始めると、大切な財産を本来の希望通りに分配・処分できなかったという事態にもなりかねません。まだお若いうちから生前整理を始めれば、ゆっくり考える時間があるだけでなく、ご本人の希望をもれなく伝える遺言書を作成することも可能です。早めの準備をしておくことで、いずれ訪れる老後の生活も安心して過ごすことができるでしょう。

相続の手続きがスムーズに進む

生前整理で財産についての情報をまとめておけば、残されたご遺族様が財産を把握し、相続の手続きをスムーズに進めることができます。また、生前整理を行う方が分配方法や割合などについてご希望がある場合も、しっかりと意思を伝えることができます。

必要なものと不要なものをハッキリさせる

生前整理に限らず片付け基本として大切なことですが、必要なものとそうでないものをしっかりと分類する必要があります。全てを仕分けるのが難しいときは、「迷っているもの」「使用頻度は低いけれど処分するのは惜しいもの」などカテゴリー別に仕分けておき、定期的に見直すという方法も有効です。

貴重品の置き場所を決める

いざという時のために、貴重品は一か所にまとめておくことをおすすめします。貴重品といっても預金通帳や保険証などだけではなく、次のようなお金の出し入れにかかわるものを集めておくと良いでしょう。

• クレジットカード会社からの通知書
• 公共料金に関する書類
• 家賃など振込先がわかるもの

遺言書を残す

法的に決められた相続の分配方法以外の割合で相続を行いたい際は、正式な遺言書を残すようにしましょう。

一般的に知られるようなってきた「エンディングノート」に記すだけでは法的拘束力がありません。公証役場や弁護士に依頼して、正式なものを作成する必要が生じます。